Re:ゼロから始める不安定Debian生活
Debian GNU/Linuxをunstable(不安定版)でセットアップする備忘録です.
使用ツールなどはメモ代わりに載せてますが,個人的な趣味なので,参考にされる方は適宜読み替えてください.
はじめに
Deabinと不安定版については以下リンクを参照.
Deabinとは
不安定版について
Debian -- 不安定版 (unstable) ディストリビューション ("sid")
インストール前
- DeabinのDVDイメージのダウンロード
インストール時に無線を使う場合
公式配布のOSイメージには,無線ファームウェアは含まれない.
解決策として,非公式イメージを使う.「debian non-free firmware iso」などで検索.
別の方法:
Debian (Stretch) の新規インストールで iwlwifi-* が見つからないと言われる – HIGASHI Taiju – Medium
- イメージファイルを手に入れたらUEFIを設定しイメージファイルを起動する(ここは他のディストリと同じ)
初期設定
- ホームディレクトリ名を英語に
$ LANG=C xdg-user-dirs-gtk-update
ホームディレクトリのフォルダ名を日本語から英語に変更するには − @IT
- sudo
インストール時に作成した一般ユーザをsudoグループに追加
# gpasswd -a user_name sudo
-a : add(グループ追加)
sudo追加を反映させるため,ここで再起動
設定ファイルの編集や調べ事の際に必要.
$ sudo apt update
アップデートがあれば以下実行
$ sudo apt upgrade
エディタとgdebi(debファイルをインストールするやつ.依存関係を自動で解決してくれる)をインストール
$ sudo apt install vim gdebi
不安定化
Debianをstableでインストールしたのを想定し記載します.
stable→testing→unstableにバージョンアップしていきます.
一気にunstableにして成功したとの記事を見て,やってみましたがデスクトップが起動しなくなって1度死に戻り(再インストール)しました.
少なくとも,2019年3月10日時点では順番にバージョンアップし成功してます.
- バージョンアップ!!
以下の操作を2回繰り返します.
現在バージョンでアップデート確認
sudo apt update
アップデートあればアップグレード
sudo apt upgrade
参照するDeabinのリポジトリを変更(下に変更内容記載)
sudo vim /etc/apt/sources.list
変更したリポジトリでのバージョンアップ
sudo apt update
sudo apt upgrade
念の為,使わなくなったパッケージとキャッシュの削除
sudo apt autoremove
sudo apt clean
※初回update時に以下エラーが表示されましたが,もう一度updateすると大丈夫でした.
testingの/etc/apt/sources.list
deb http://ftp.nara.wide.ad.jp/debian/ testing main non-free contrib
deb-src http://ftp.nara.wide.ad.jp/debian/ testing main non-free contrib
deb http://security.debian.org/debian-security testing/updates main contrib non-free
deb-src http://security.debian.org/debian-security testing/updates main contrib non-free
※volatileのリポジトリは,stable向けなので削除
Debian -- debian-volatile プロジェクト
unstableの/etc/apt/sources.list
deb http://ftp.nara.wide.ad.jp/debian/ unstable main non-free contrib
deb-src http://ftp.nara.wide.ad.jp/debian/ unstable main non-free contrib
※unstableではセキュリティアップデートは,コントリビュータの方が直接パッケージに行うため,security関連のリポジトリの追加は必要ない.(と思います)追加しても,リポジトリ情報が取得できないというエラーがでるだけでした.
設定ファイルを編集の際,以下サイトがわかりやすく参考にさせていただきました.ただ,バージョンが古いため適宜読み替えが必要.
/etc/apt/sources.list(パッケージのダウンロード元設定ファイル・Debian)
日本語設定
- インプットメソッドフレームワークのインストール
デフォルトはibusの模様.
ibusとFcitxで試したが,日本語入力はできるが,なぜか再起動するとUS配列になる.
OSをインストール時からJIS配列しか使っていないのに.
そのため今回は,uimに設定した.
$ sudo apt install uim-mozc
- 日本語入力設定
「設定」>「地域と言語」>入力ソースを「日本語」追加し,他の「日本語」などを削除
入力設定
- escとcaps lockの入れ替え
「Tweals」>「キーボードとマウス」>「追加のレイアウトオプション」>「Caps Lock behavior」>「ESCとCapsLockを入れ替える」
- タッチパッド設定(タップでワンクリックに設定)
「設定」>「デバイス」>「マウスとタッチパッド」>「タップでクリック」
- terminalの文字やカラーの設定
デスクトップ環境拡張設定(Gnome)
「Tweaks」>「拡張機能」を設定.
とりあえず,Window List以外の拡張を有効化.
他をダウンロードする際は,以下URLから.
Gnome-shell のバージョンは以下で確認.
$ gnome-shell --version
chromeを使う際は,chromeストアで「GNOME Shell integration」を検索・インストールする.
Qiitaなどでおすすめの拡張を紹介しているものを見ながら,以下を有効化した.
- Drop down terminal
- Skype intergration
- Multi Monitors Add-on
- Custom Hot Corners
- Dynamic top bar
- No topleft hot corner
- Refresh wi-fi connections
- Removable drive menu
- Sound input & output device chooser
ソフトウェアのインストール
apt でインストール
- curl
- git
- python3
debファイルダウンロード
思いつくのでそんなとこかな.
後で必須ツール見つけたら更新する予定です.おやすみなさい.